普通の時計はもう要らない。アップルウォッチさえあればいい。

シリーズ2からアップルウォッチを使い始めて、機械式時計をまったく使わなくなってしまったことは既に書きました。その理由は生体モニタリング機能の充実によって、自分の身体と健康状態の見える化がほぼ可能になったことです。
自分の身体と健康状態を数値で把握することは、適切な体重の維持をはじめとする自己管理の基本だと思うわけです。現在、ぼくが使用しているアプリケーションとデバイスを整理しておこうと思います。

➊睡眠の見える化
アップルウォッチの定番アプリでもある“Autosleep”を使用することで、睡眠時間と睡眠の質を見える化できます。質の評価には心拍モニタリングが大きな役割を演じているようです。アップルウォッチの各種センサーで、睡眠の始めと終わりを判断しています。

‎AutoSleep Watchを使って睡眠を自動で追跡します

‎Apple Watchを使って自動であなたの睡眠を追跡します。ボタンを押すこともApple Watchにアプリを入れる必要もありません。 AutoSleepについて —————– 進化したヒューリスティックを使うことでAutoSleepはあなたがどのくらいの睡眠を取ったかを測定します。あなたは何もする必要がありません。 …

➋体組成の見える化
タニタやオムロンといった計測機器ベンダーはかねてからこうした機能を提供していたわけですが、アップルのヘルスケアアプリと連携することでユーザビリティが格段に向上しました。ぼくが使用しているタニタの体組成計はヘルスプラネットというアプリを介してBluetoothでiPhoneと接続し、体重や体脂肪、骨量、基礎代謝など複数のデータをヘルスケアアプリと同期させてくれます。

‎タニタの健康管理アプリ ヘルスプラネット

‎タニタのグラフアプリで健康的なからだづくりを! 健康をはかるリーディングカンパニー、タニタが提供する健康管理サイト「ヘルスプラネット」がアプリに! 体重・体脂肪・歩数などをグラフ化し、目標の実現に向けた、効率の良いダイエット・健康管理をサポートします。 「ヘルスプラネット」を使えば、計測したデータをサーバー上に記録するので、機種変更をしてもデータを楽々管理! …

➌栄養素の見える化
レコーディングダイエットのソフトウェアはかなり古くから存在しており、ぼくも使ったことがあるのですが、インプットが面倒で止めてしまいました。人の食事のメニューって情報量が思いの外多いんですよね。それを逐一入力するのはとても手間がかかったことを覚えています。
最近のアプリケーションはAIが食事の写真を解析してメニューをかなりの確度で照合してくれます。これが極めて便利。ぼくは「あすけん」というアプリを使ってヘルスケアと同期させています。摂取エネルギーと摂取した栄養素の概略が見える化されます。
カルシウム、たんぱく質、チアミン、ナトリウム、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンC、食物繊維、食物中の当分、総脂肪、炭水化物、鉄分、飽和脂肪酸などが計量されます。

➍活動量の見える化
これはワークアウトアプリを介して行われます。iPhoneを保有しているだけでもかなりの部分が把握されるので、ご存じの方も多いと思います。歩数、ウォーキングやランニングの距離、スタンド時間、エクササイズ時間等からアクティビティリングでアクティブエネルギーを算出し、安静時消費エネルギーと比較できます。

Apple Watch Series 5 – アクティビティ

新たに常時表示Retinaディスプレイを搭載した、Apple Watch Series 5。手首を上げなくても、いつでもアクティビティやワークアウトの測定値を確認できます。

以上が現在ぼくが見える化している、自分の身体と健康状態に関するデータです。後はアップルウォッチシリーズ4で対応可能(国内は未対応)の心電図、非侵襲の血糖値、血圧、それに何等かの技術を用いた血液検査が加われば、基本的に人間ドックは要らない状況になると思っています。さらに遺伝子検査によるパーソナライズが加わればパーフェクト。それはおそらくここから2-3年で実現されるものと予想しています。

日本医師会は生活習慣病の治療薬のスイッチOTCに対して慎重な姿勢を崩していませんが、将来を見据えると健康状態の見える化から生活習慣を是正する流れはユーザー個人が行うようになることは間違いないでしょう。医師会や薬剤師会はそれを前提とした治療や投薬の仕組みを整えていくことになると思います。医療費と健康保険料の削減を背景としたセルフメディケーション推進には、アップルウォッチなどを活用した健康状態の見える化がまずは不可欠です。厚生労働省はアップルウォッチをはじめとするウェアラブルデバイスの購入に補助金出してもいいのでは?(笑)