執筆者について

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海野裕 Yutaka Umino

株式会社インターテクスト代表取締役

立脚点

1989年、株式会社博報堂にマーケティングプランナーとして入社。味の素グループ、コカ・コーラジャパン、アップルジャパン、マイクロソフト、プラチナギルドインターナショナル、三菱地所、アサヒビール、ティファニージャパン、コーンズ、マセラティジャパン、ランドローバー等のクライアントにおいて戦略の立案を担当。

(博報堂在職中、また独立後を通じて)パフォーマ時代のアップル、Windows3.1時代のマイクロソフト、コカ・コーラの新商品開発、働く人の街から来街者のための街に変わる丸の内のブランディング、フェラガモ、グッチ、ラルフローレン、フェラーリ、マセラティなどラグジュアリーブランドの日本戦略を担当したのは私のキャリア上のエポックです。

課題解決の手段として広告しか持たないという大手広告代理店の不自由さから自由になるため、2000年に博報堂から独立。ニュートラルなポジションでクライアントを支援する組織として株式会社インターテクストを設立。

これまでの実績

オリックスグループのB2C金融サービスにおけるマーケティング・コミュニケーション改革業務においてマッキンゼーと協働したことで、経営とマーケティングを連携して企画し、実行することの面白さに開眼。広告領域にとどまらず、事業開発、組織改革のプロジェクトを複数展開しました。その後、上述のマッキンゼーのコンサルタントの多くがプライベートエクイティファンドへと転身したため、その出資先企業のマーケティングおよびコミュニケーション改革プロジェクトに関与し、今日に至ります。参画したプロジェクトは、東鳩、アスキー、オリエント信販、TEACなど多数。

伸長著しい 医薬品、健康食品、医療などコンシューマーヘルスケア領域に対応するため、この領域の日本におけるリーディングカンパニーのひとつである株式会社インテージと協働。2015年には株式会社インテージコンサルティングの設立に参画。社外取締役を務め、医療、医薬品、健康食品など多数のマーケティング戦略革新プロジェクトを手がけました。

またコミュニケーション戦略の立案も行っています。ジェイアール東日本企画とのプロジェクトでは就活支援サービスの「マイナビ」を2位ブランドから圧倒的なナンバーワンブランドに押し上げる戦略を構築しました。

その他、地域経済の活性化を促す戦略開発も多く手掛けており、新潟県燕三条の金属加工業のデザインを刷新するプロジェクトではミラノサローネに出展したプロトタイプの照明作品が高い評価を獲得。また茨城県ひたちなか市の第三セクター鉄道「ひたちなか海浜鉄道」を舞台とした地域活性化のための人材育成プロジェクト「ローカル鉄道・地域づくり大学」は2017年のグッドデザイン賞を受賞しました。

エクスパティーズ

精緻な現状認識(マーケットリサーチ)と洞察及び分析(マーケットインサイト&アナリティクス)を徹底し、マーケティング戦略やブランド、事業開発のトリガーを抽出します。広告代理店と同様に、ストラテジックプランニングやコミュニケーション戦略の立案と実施にもコミットします。

・優れた着想を持つマーケットリサーチ企画
・調査票の設計
・調査会社の選定
・調査結果の分析
・マーケットインサイト
・戦略トリガーの抽出
・事業開発
・商品開発
・コミュニケーション戦略構築支援
・ブランド戦略支援
・シミュレーションモデルの構築

二松学舎大学文学部講師(ブランディング・リテラシー演習/地域ブランディング論)